君と出会った記念日。

Chisato*side

「あれ…?」

窓の外。
走る那菜ちゃんの姿。

どうしたんだろう…?

方向的には東高の方かな。
ゆう君に用事でもあるのかな?
でも凄く急いでる…。

「千里、携帯鳴ってるよ。」

「え、あ、ありがとう亜衣。」

今はお昼の時間で、
私は亜衣と梓ちゃんと
お弁当を食べていた。