君と出会った記念日。


ただそれは乾いていて。
あの時の事を思い出す。
手だけじゃない。
体中が震えだす気がした。

「…貴方の言うとおり。
 那菜はどこかにあげようと
 思ってたの。
 それだけでも貴方とは
 全然扱いが違うでしょ?

 覚えてる?

 貴方は、
 この家に置き去りにされた時の事を。」

この女…。

「お母さん…。嘘でしょ…?
 私をあげるって何!?
 どうして!?」