君と出会った記念日。


―それから…一週間が経っただろうか。

ピンポーン…。

「はーい。」

こんな時間に誰だろう…。
今日は、また体調を崩して
学校を早退していた。
那菜も家に居て。

ガチャ…。

開けて、すぐ。

驚きと衝撃で、俺は固まってしまった。

「久しぶりね、夕貴。
 お父さんはいるかしら?」