君と出会った記念日。


ピンポーン。

「あ、来たっぽい。
 じゃ、那菜ここで待っててな。」

「なんか凄い子ども扱いされてる気がする…。」

「気のせい気のせい。」

ドアを開ける。

「あ、父さん。ありがと。
 俺も車早く欲しいわー。」

「会ってすぐそれか…。
 久しぶりに連絡くれたと思ったら
 那菜のことだし、
 もうちょっとスキンシップってのが
 父さんは…。」

「那菜、運ぶからドア開けてー。」