Chisato*side

ゆう君は携帯を持って
隣の部屋に入っていった。

隙間から見えた感じだと、
ゆう君の部屋かな。

ベッドとか見えたし。

「あの…。」

「あっ、えっと、なに?」

目の前にいる女の子。
一之瀬那菜ちゃん。

多分中学生。
しかも私が通ってたのと同じトコ。
制服からしてそう。

ゆう君の親戚だとか。
いとこかな?