君と出会った記念日。


「まぁいいや。
 っていうか、もう大分暗いけど…
 大丈夫?」

「えっ!?ぅわ!やば!」

千里がせっせと荷物をまとめる。
そして走って玄関へ向かう。

「お邪魔しましたっ!」

「あぁ、いやちょっと待って。」

そのままケータイと財布を
掴んでポケットに突っ込む。

「送るよ。」

あ、あと鍵。