君と出会った記念日。


いつも那菜が特別扱いされた。

いつも俺は一人だった。

それは、今も変わらない…?

視界がぼやける。

『…夕貴?』

『馬鹿っ!
 夏希、死んだら終わりだぞ!?
 行くなよ…。
 お前が死んだら…。』

『夕貴…。
 ごめん…。でも私…っ。
 もう辛い…。辛いよぉ…。』

『夏希…!
 大丈夫だから。大丈夫。
 俺がいるから…。
 だから、死にたいなんて思わないで…。』