君と出会った記念日。


「何が痛いだ!旭(アサヒ)先輩は…。」

「ちょ、ちょっと待って!なんで名前!?」

「そ、れは…。千里情報。」

「千里ちゃん…。」

「そんなことより!
 俺はお前に笑ってて欲しい。
 笑ってくれないなら絶交だぞ!
 さっさと仲直りして、いつもの…。
 いつもの夏希に戻ってこいよ…。」

夏希は、何度か俺を見て、
それから先輩を見て。

「い、行ってくる!」

そう言って走っていった。