君と出会った記念日。


はぁ…と溜息を吐かれる。

今は下校中。

夏希と。

普通なら嬉しい場面。

だが頭痛がぶり返してきてそれ所じゃない。

「あー、やべ…。マジでヤバい。
 どーしよー…。」

俺の呟きに冷静に返すのは
やっぱり夏希さん。

「私の見してあげるからいいでしょ。」