君と出会った記念日。


廊下の窓などを伝いながら歩く。

体が動くとその振動が頭に来る。

「…なんなんだよっ…マジで…。」

座り込む。

夏希は無理矢理引っぺがしてきた。
授業が始まるから。

夏希にまで迷惑掛けてられるかっての…。

ズキン…。

痛い。いたい。イタイ。

思い出す。

「…やめ…っ。」