君と出会った記念日。


ちょっと沈黙をはさんでから言う。

「扱いが適当だし、片付け苦手だし、
 何故かおかゆは作れないし。」

夏希の顔が赤くなる。

「あとはー、そうだな…。
 あっ!勝手に冷蔵庫漁るし!」

「ご飯作るんだからしょうがないでしょ!」

「はいはい。」

「意外ー。」

「そんなとこもいいよなぁ。
 完璧すぎるってのもちょっと…。」

「やめてよっ、恥ずかしい!」