きっとだけどね。

夏希にだって言ってない。
言ったらきっと、アイツは同情する。
しかも、本気の優しさを俺にくれる。
だから。

太陽に近づきすぎた天使は、
燃え尽きて真実を知ることが出来ない。

ちょうどいい距離にいる君に、
いつか教えてあげる。

でも、もうちょっとかな。
もうちょっと、
距離が近くてもいいと、俺は思うんだ。

『なんで、いつも…。
 那菜(ナナ)ばっかりっ…。』