「んー…。ち、さと…?」

ゆっくりと、ゆう君の目が開いた。
少し潤んだ瞳。
吸い込まれそうになる…。

「あ、あっ!えっと、
 今日夏希ちゃんおでかけで…っ!」

眠そうな、だるそうな瞳に捕えられる。
寝起き…マジで可愛いっ…。

思わず悶えてしまうような可愛らしさ。

ゆう君の顔は中性的だから、
女の子と言われても違和感がないし、
男の子と言われても違和感が無い。

だからもう、その顔はツボです。
毎日寝起きで迎えられたいくらいです。