君と出会った記念日。


ゆう君の呼吸が、少し楽なった所を見て、
夏希ちゃんは私を見た。

綺麗な肌。
透き通った瞳。
柔らかそうな唇。
そして人当たりが良く、
優しい。

夏希ちゃんは、
私なんかとは比べ物にならないくらい、
とても綺麗で。

「もう、大丈夫。
 ごめんね、上手くいってるかなぁと
 思って見に来たんだけど…。」

夏希ちゃんは申し訳なさそうに言った。