君と出会った記念日。


「ひどいなぁもう…。
 千里ちゃん、これ以上ここに居ると
 夕貴に風邪移されちゃうよ。
 今日は一緒帰ろ?」

「お前はすぐそこだろうが…。」

「はいはい、病人は黙って寝るー。」

むっとしたゆう君。

「玄関まで送る。」

「あれ?
 いっつも送ってなんかくれないじゃん?
 もしかしてー???」

「うるさいっ。」

「あははっ、また明日来るよー。」