君と出会った記念日。


「千里さん?
 あんまりあからさまに
 可哀相な目で見るのは
 やめてくれないか?」

「だって…ゆう君病弱…。
 ちゃんと食べてる?」

「どうしよう、物凄く悲しい。」

あー…って言って
またソファに伏せるゆう君。

「…頭痛い…。」

「はい、薬。」

「用意いいなこの野郎…。」

ぶつぶつ言いながら
薬を水と一緒に流し込むゆう君。