君と出会った記念日。


リビングに行くと、
ソファで横になって寝ているゆう君。

冷えピタの貼られたおでこ。
でも、汗が流れていて。

「…ん…。」

「夕貴、調子ど?」

「…夏希?」

眠そう。暑そう。苦しそう。

目を覚ましたゆう君は私を見た。

「…あ。千里…。
 わり、連絡よこすの忘れてた…。」