君と出会った記念日。


次の日も、その次の日も。

インターホンを押す。
でも、出てこない。
どうしよう。

何か、気に障ることでもしちゃった?
ゆう君の身に何かあった?

嫌な汗が流れそうで。

その時。

「あれ?千里ちゃん?」

びくっと体が動く。

この、声は確か。

「夏希ちゃん…。」