笑って梓ちゃんは言った。 うん、そうだよね。 買出しに行かなかったら、 仲直りする機会を逃してたかもしれない。 「うんっ、梓ちゃんありがとう!」 「梓、千里は私のだから、 独り占めしないでよね!」 「だったら喧嘩なんて もうしないことだねー。」 あはは、と笑いが漏れる。