「てか、そろそろかえんねーと。」


俺はベンチから立ち上がりながら言った。



「そうだね。」

続けて舞も立ち上がる。








「よしっ、いこーか」

俺たちは公園をでて
家へと帰る…




















でも…あの人とさえ合わなければ

舞を傷つける事はなかった。







俺達は会話をしながら帰っていた。





「ぁ、ひじ……り?」

この人とさえ、会わなければ……


俺は舞に呼ばれたのかと思って

ふりかえってみる。


でも、舞も振り返っていて…



舞の視線の先を見る。



























…なんで…なんで、いんだよ。