聖 side


どこ行こうか……



はぁ…俺は、ちらっと舞を見る。









なぜか、俺は舞のおでこを見る。


さ、さ、さっき、
キス…しちゃったんだよな……







なにが、…恋の熱だぁーっ


ギザか俺はっ



恋の熱とか……

だんだんと顔が熱くなる俺。








舞はまた俺の顔を覗き込む。



だから、そんな顔するから
さっき襲いそうになっんだろうが。



上目遣い使いやがって…


本人は自覚してないだろうけど……






可愛いし、これがモテるんだなぁ…



「舞、本当にごめんな…」

前を見て歩きながら俺は言う。




「ぅぅん。大丈夫だよ。気にしてない。」

気にしてないのか……

「よかった。ずっと歩いてるのもつかれたし、どっかで休む?」


舞は、ぱっっと笑顔になり
頷いた。









俺たちが来たのは公園。


でも、舞が嫌がらないような場所。




あの公園にはいってはならないから。

俺たちはベンチに座る。




「こうやって聖と公園来たの、久しぶりすぎる。」

ニコニコ笑う舞。


「そうだな。そういえばな……」










俺たちは何気ない会話をした。