私が聖をみつめていると…
「違うよ……きっと…恋の熱…」
は、はぁ?!
「こここここ恋の熱って?!」
いやもうお医者さんなんて呼べないじゃんっ
「ごめん…」
聖の顔はなぜか近くなる。
「ぇ……」
ちょっと…いきなりすぎるっ
私がまばたきしてる間に……
聖に……
キスされた。
「ひ、聖?!」
私はキスされた場所をおさえる。
された場所はおでこ。
び、びっくりしたぁ~…
聖はゆっくり私から離れる。
「舞…ごめんな…」
落ち込んでいる様子で……
「だだっ、大丈夫!」
かみかみな私。
「俺…悪かったし…気分転換に、外でるか…」
私は、うん!と言う。
私達は意味もなく目的地もなければ
ぶらぶら歩くだけ。


