いつもなら、普通に聖の隣に座れるのに…
恋愛スキルがない私だからって……
ただの女と男って考えると……
そりゃ、もう…
「顔、真っ赤。なんもしないから隣に座りんしゃい。」
聖は隣をとんとんと、叩く。
私はそこに、チョコンと座る。
聖はテレビをつける。
2人で眺める。
数分立った後…
ソワソワしはじめる聖。
「聖…?」
聖は黙ったまま…
私が顔を覗き込むと……
バチっと目が合う。
「ひじ……キャッ…」
なぜ、今こんな状況なのだろうか……
私は聖にソファで押し倒された。
「聖…?なんか、おかしいよ?」
聖は
私の髪に触れながら…
「熱……かな?」
熱?!
「大丈夫なの?!」
私は聖のおでこを触りながら言う。
熱…ないみたいだけど……


