別に無意識でもないが…
「今、なんて?」
よかった…聞こえてないみたいだな。
…でもなんだろ?この胸騒ぎは…?
ココロがザワザワする。
「はぁ……なぁ…最後にきいてもいいか?」
綾瀬は
うん。と応える。
どうしても、あの女の子に似て……
「俺たちって、会ったことないのかな?」
…確か、お母さんがいないって…
「おまえんちって……ぃや…なんでもない…」
でも、いきなり聞くのもあれだしな…
「とにかく、悪かった。」
俺はポンポンと綾瀬の頭を撫でる
「じゃ、また明日な。」
俺は家に入っていった。
ガチャと音をならし、そのままドアにもたれる。
…はぁ…俺、なにやってんだろ…
絶対におかしいよな。
頭なでるとか、俺気持ち悪い。
別に、好きなやつじゃないのにな。
決して好きなやつではな…
初恋の子に似てるとか、俺頭おかしいだろ。


