ーーー…学校も終わり。
俺は真っ直ぐ家に帰る。
……てか、どうやって話そうか
俺は歩きながら考えていた。
こうやって、女子と話すの
あんまないし。
てか、避けてたし。
キャーキャー言って
あきたら、ポイだもんな。
俺、オモチャじゃないし。
軽い気持ちで付き合いたくはない。
恋や愛だとか、よくそこらへんはわからない。
ゆういつ、恋といえば
小さい頃に一回だけだし……
そんな事を考えながら
俺は綾瀬んちの家で待つ。
…いつくるかな…?
早く会いたいからな。
あれ?早く会いたいからなって……
会いたいからじゃない、話したいからだ…
まてよ?俺、完璧におかしくなったか?
…やばいな。重傷だな、これは。
あれこれ、考えてるうちに
誰かが、こっちに向かって歩いて来てる。
あれは……
綾瀬と……聖っていうやつだな……
きにくわねぇーな……