舞 side


朝……お父さんと二人で食べ



いつも家を出ている時間を少し早くずらし

登校する。





だって、今は冬真くんに会う気分じゃなかった。








学校に到着し


教室に入る。

まだ鈴はいないみたい
冬真くんも…




カバンを机の上に置き
準備をする。





「すいませーん、綾瀬さんいますかー?」


私??


クラスの人の目は私に集まる……




準備する手を止め
その子に近づく。


「えっと…綾瀬ですけど何か?」


「…」

なぜか、その人は止まる。



「聖の言った通りだな……」


え??