真実を伝えられ……
…俺のチクチクとしたムシャクシャとした気持ちは……
結局、変わらなかった。
なんだよ……聞かなくてよかったじゃん。
はは…バカみたいだな…俺……
こんな、知りたいなんて。
どうせなら関わらないようにした方が良さそうだな。
そのうち、この気持ちも消えるだろ。
俺は、空き教室を後にした。
俺はカバンをとるため
教室に向かっていると……
なぜか、血相をかえて
走ってるやつがいた。
俺はだんだんと見えてくる……
「綾瀬……」
でも、なぜか綾瀬はこちらを
一回も見ずにどこかへ言ってしまった。
また、あんな顔をしてる。
辛そうで泣きそうな顔で……
なんで、俺は引きとめなかったんだろ…
引き止める理由もないが……
あんな顔されたら……
俺
困るじゃん……


