だから…興味ないと思ってた。
だめじゃん…俺の恋なんて……
………叶わないじゃん…
「知らないっ」
いや、なんで…
「なんで、怒ってんだよ。」
「別にっ」
「ははっばかだろーっ」
俺はなんとか笑う。
「なにょ……」
ぶすーーーーっとして、いかにも
不機嫌オーラをだすねぇーちゃん…
「とにかく、なんかあったなら俺に言えよ……」
ぎゅっと小さくて可愛いねぇーちゃんを抱きしめる。
今はこれしかできないから。
血はつながっていなくても“きょうだい”それは変わらない。
昔からその“きょうだい”に縛られてきた。
ねぇーちゃんは…
「…ぅん……」
ねぇーちゃんは俺を抱きしめ返した。
でも、最後の言葉で
俺たちの関係は変わる。
「舞……」