「やっと、二人きりだね。」
真っ暗で見えないけど
冬真くんの顔が真っ赤なのが分かる。
そして、冬真くんの腕が緩む。
私から離れるのかと思ったら
私の腰に手を回す。
ん??
そして、私の顔を見つめる。
なんか…
冬真くんの瞳がウルウルして
可愛い……
こんな顔…私だけにしか…見せないんだよね…
「お前の顔さ…誘ってるにしかおもえない。」
ふぇ…?
「他の男にそんな顔見せるなよ…」
目を見つめながら私に言う。
「冬真くんも…ダメだよ?他の女の子に…そんな顔しちゃ……」
…あれ…?言うつもりなかったのに…


