ぅぅ…そんな顔…されてもなぁ…
「…。」
ぐいっと冬真くんに無言で引っ張られる。
「ちぇー、まぁいーや。じゃ、先輩また放課後に♪」
私の腕を離す。
「う、う…「来なくていい。」
陽暮くんは気にする事なく
走って行ってしまった。
私達はしばらく止まった。
う、動かないのかな…?
「冬真…くん…?」
そして冬真くんの眉はピクッと動く。
「呼び捨て…」
あ…そっかぁ
「だって、冬真って呼びづらいもんっ!」
私はちょっと反抗をする。
「はぁ…ま、いーや。いつか言わせるし。」
言わせるしって…
強制ね…
「よし、いくか。」
私の手を握り歩き出す。
他の生徒は私達を見るが
素通りしていく。
今では私達は学校公認カップルなのだ。
だから普通に手を繋いだりしては大丈夫。
それはそれでよかった。
私はボーッとしながら、冬真くんと歩く。
ーーー…ドン
私の肩が誰かに当たった。
冬真くんと手を離し
その当たった人に謝る。
「すいません!」
私はペコペコと頭をさげる。


