まぁさっき、あんな事あったから
渡せるか不安だけど…
「舞ちゃん、はいこれ。ちゃんと渡してね?」
「はい!」
私は玄関で待つ事に…
ーー…ドタドタ
階段から…
冬真くんがおりてきた。
「冬真、いってらっしゃい。」
「おう…」
冬真くんは私の目の前まで来る。
「じゃ、行こっか♪」
冬真くんは頷いた。
私達は一緒に登校する。
お弁当…今、渡した方がいいよね…?
私はカバンから、お弁当をだそうとする。
「あの…」
私は勇気を出して話しかける。
「口に合うかわからないけど。はい。」
私は冬真くんに差しだす。
冬真くんは目を見開きながらお弁当を受け取る。
「そういや。もらってなかったと思ったら…」
ポカーンとする彼。
「ふふ。美味しいかわからないけど、感想きかせてね。」
あ!と言う冬真くん。
「そっか。舞が作ったのか。」
私は、行こっか。と再び言った。
「あ、そーだ。一つ聞きたい事が…」
急に止まったから私はびっくりする。


