それから私から離れ
「はぁ…まぢ俺ダッセ…」
床に座ってしまった。
え……
何が何だか……
「好きな女で彼氏持ちのやつに手だすとか…もうないわ…」
ついには頭を抱え出す。
す、好きな……女…?
「好きな女って…?」
陽暮くんは目を見開き
はぁ…とため息を。
「もう…鈍感通りこして…バカ?」
待て待て!!
鈍感なんて…しかもバカですか?!
もう敬語じゃないじゃん!!
「キャラ崩壊…」
私がボソッと言う。
「あ…いや!違うっすよ!独り言の時は、こうなるんす!しかもキャラ崩壊なんて…」
いきなり立ってアタフタしている。
「ぁ…ごめん…でもさ、私に思いっきり向かって言ってたよ?」
アタフタしている陽暮くんを見ながら
苦笑する。
「ま、そろそろ戻らないとね。」
私はそう言って
ベッドから立ち上がり扉へ向かう。
私がドアノブに手をかけた時ーーーー…


