はぁ……
さっきからため息ばかりの俺。
だって…
「なんで、木茂火がいるんだよ…」
「冬真くん、そんな事言っちゃダメだよ?」
現在昼休み。
なぜか屋上には、木茂火がいる。
夢井ならまだわかる。
わかるも……
「先輩ひどいっすー」
ぶすぶすする木茂火。
一生、ぶすぶすしてろ。
まぢ…っざけんな…
「ほらほら、木茂火くん拗ねちゃったじゃん。」
舞は俺の隣から木茂火と夢井の間に
移動する。
夢井はニヤニヤして…
あーむかつく…
舞は何か言っているようで…
木茂火はずっと舞を見つめたまま。
あの目は…俺は知ってる。
狼の目だ……
…俺が拗ねちまうよ………
機嫌は悪くなる。