「「いただきます。」」
二人で食べる。
私は冬真くんの作ったハンバーグを一口食べてみる。
な、なにこれ?!
「美味しい…」
私のほっぺはおちる。
おちるほど、美味しいという事。
「それはそれは、なにより。」
冬真くんは笑う。
それからは、たくさんお話をした。
私と冬真くんは食器を片付ける。
「あ、私、食器洗う!」
今日なんもしてないしね。
「あ…お願いできる?俺、風呂入ってくるから。」
「うん。」
そして、冬真くんはいってしまった。
私は、泡のスポンジで食器を洗っていく。
「~♪」
ついには、鼻歌まで…
家のくせで…
食器洗ってると…
必ず歌ってしまうんです…
そして、私は終わると
リビングの席ではなくソファに座る。
なんとなーく、ボーッとしていると……
「舞…?」
後ろからは誰かの声が……
もちろん冬真くん。
「あ、冬真くん。」
冬真くんはジャージらしきものをきていた。
「そういや、服変わってねーな。」
「ぁー…持って来てないからね。」
私は立ち上がりながら言う。
「んじゃ、なんか持ってこようか?」
濡れた髪をタオルでふきながら
冬真くんは言う。
「いいの?」
「あぁ。」
…うーん
「じゃ、お願いします。」
冬真くんは返事するかわりに
ニコッと笑いまた去ってしまう。


