極上-甘すぎ彼




私は聞こえなかった。




「舞、帰るぞ。」







いきなり私の手を掴み

ドシドシと歩く。












「と、冬真くん??!」





だが、止まる様子はない。

















か、帰っちゃうの?!







せっかくの初デートだったのに…



















冬真くんは機嫌悪そうだし……

























最悪だなぁ…












そして

本当に家の前にきてしまった。
















「じゃ…「今日は俺んとこ泊まれ。」




…私、今帰る。って言おうとしたのに…








強制ですか…?"泊まれ"って…





いやいやおかしいでしょ…












「で、でも…」


「大丈夫。今、俺んとこ誰もいない。」





そういう問題じゃなく…







いやそれ以上の問題だけど…