私の頭をなでる。
…
「すぐだからさ?待っててくれるか?」
冬真くんずるいよ…
優しい声が私を安心させてくれる。
私は掴んでいた手を離す。
「じゃ、いってくる。」
私は最後、頭に何かをされた。
…どうやらキスされたようで…
反則…
しーーん…
もう冬真くんはいってしまったようで…
今は波の音しか聞こえない。
あぅぅ…目がぁ…
早く帰ってきてよ……
ざっ…
誰かが私の目の前にいるようで…
だ、だれ?
冬真くん??
「かわいーこちゃん、みっけ♪」
いや、冬真くんじゃない……
これは、チャラ男だ…
「君、一人??」
絶対そうだ…
どうしよ……
私は涙がでてきてしまう。
と、同時に目が微かに開けてくる。
今なら誰か見えるかも…
私はチラッとみる。
え……
チャラ男じゃなく、普通にみえる男子。
しかも、私より年下じゃないかな…?
「あ、あの…」
私が話そうとすると…
「ぁ…先輩…」
チャラ男?みたいな人達の後ろから
聞き覚えのある声がした。


