「きゃっ…」
最悪な事に目に砂が入った。
やがて、やむ。
「ぅぅ…痛い…」
私は目をゴシゴシとする。
最悪……
目を手でこすっていた私は
誰かによってやめさせられる。
でも、中々私は目を開けられない。
「舞…大丈夫か?」
どうやら冬真くんは大丈夫だったようだ…
私は…
「無理…」
「目、あけられる?」
私は首を横に振る。
冬真くんは私の目を無理矢理開ける。
一瞬光が見えたが、すぐに真っ暗になる。
「じゃ、自動販売機で水買ってくるから待ってろっ」
え…まってよ…
真っ暗で心細いっていうのに
一人になれ?って?
「ゃ…いかないで…」
私は掴まれていた冬真くんの手を私が掴む。
「ぇ…でも……」
「一緒はダメ?」
見えないが冬真くんは焦っているとわかる。
やがて……


