私は何度も確認しながら
やっとの事家をでる。
ーーー…ガチャ
…そこに
冬真くんはいました。
「よっ。」
軽く手をあげて、挨拶をしてくれた。
「おはよ。」
それにしても……
なぜ、こんな冬真くんはかっこいいのでしょうか…?
いつもは気にしなかったけど…
冬真くんは着飾らなくてもかっこいい。
シンプルだからこそかっこいいのか…
「…舞…?」
私ははっ、と我に返る。
冬真くんは、おかしそうに笑い
「見惚れてたとか?」
クールな冬真くんが
甘い言葉を言いながら可愛く笑ってます…
私はかぁぁーーっと顔が熱くなる。
「な、な、わけ…「あったんだ?」
…
正直見惚れてました…
なんて、言えるわけない。
「ほ、ほらっ!もう行こっ!」
私は話をそらすように言った。
冬真くんは、つまらなそうな顔をしたが
気にしません。
私達はブラブラと歩く。
「そーいや、どっか行きたい場所とかある?」
いきなり聞いてきたので私はびっくりしてしまう。
一回立ち止まり…
「遊園地…?」
私は言う。
「やだ。」
え…いや……
「ちゃんと言ったのに…」
私はショボンとする。
「ごめんな。でも遊園地なんて定番すぎるだろ。逆にあまり行かない場所のがいい。」
…ん~
なんか、あるかなぁ…


