冬真 side



俺は部屋へと入る。










さっきの舞は可愛かった……




いや、タコみたいだったな



俺は笑ってしまう。














それよりも…いじめ、ねぇ…



まぁ、俺がいれば大丈夫だよな…
















それ以上に……



なぜ、今更ライバル増えるかな…


元々いるか…

















あの、木茂火ってやつ…







舞は聞こえてなかったみたいだけど…






ーーーーーー…


ーーーー…






舞がお礼を言うと…

『………その笑顔…禁止っすょ…』





ブツブツ言っていて舞には聞こえてなかったようだ。


俺だけ聞こえたのか…




てか、ぜってぇー惚れてんじゃん。















そして…その後も……






『いえいえ。好きな人のためなら、なんでもするっすから』




俺はさっき感づいてしまったから

"好きな人"は多分……舞なんだよな…





てか、完璧に墓穴掘ったな。





ーーー…



ーーーー…









はぁ…ライバル出現…か?




また大きな試練が俺を待ってるのか?









神様は俺に試練を与えすぎだ…





聖にいい、木茂火にいい…




でも、舞は取られたくないし…









これだけはしょうがない。




いや、しょうがなくない。














俺は、舞を守らなければ





いけないんだからーーーーーーー…