…私、いつのまにかありがとね。って言えてた。 …なんでだろ? ーーー…「…っ、まいっ」 「?!」 「ごめん。」 私は笑ってみせる。 「…なんか心配事?」 鈴はまた心配そうに私を見る。 …ガタッ ?! 「舞、今日は帰るぞっ」 冬真くんは私のカバンと 自分のカバンをとり、手を掴む。 「夢井、先に帰るな。」 「うん。じゃ、またねぇ~」 鈴とバイバイをする。 最後に鈴がニヤニヤしてたのは、気のせいだろうか?