「…星…?」
そう、星のチャームのストラップ。
「…綺麗…。」
舞は目をキラキラ輝かせながら
それを見つめる。
「ぁ…舞はピンク…俺は…」
ずっとカバンに入れっぱなしだった携帯を取り出す。
「青な。」
舞に笑って見せる。
「…お揃い…?」
「あぁ、お揃い。」
舞は目を潤ませる。
「冬真くん、ありがとぅ!」
俺は「あぁ。」と言った。
それからは、何したんだっけ…?
もう何もかもが幸せすぎて
忘れて、いつのまにか
時間は経っていた。
ーーーーー…
ーー…
そしてテストをしてから一週間が経った。
今日は返される日か…
舞は隣でソワソワしていた。


