「ねぇちゃん、本当に先輩が彼氏なの?」
これが最後の確認。
いや、今からでも嘘。って言ってほしくて…
舞は先輩から、離れ
俺の方を向く。
「ぅ、ぅん…冬真くんは私の彼氏です…」
…
…それはそうか…
……ふっ
「母さん、喜ぶね。幸せになれよ。」
俺は最後に舞の頭をポンポンとして
二人を後にした。
でも、もしその時…
先輩はしないと思うけど…
先輩が舞を突き放したのなら
俺が絶対守って
絶対離さない。
それぐらいの覚悟でいる。
ーーーー…
ーー…
今朝、こんな事があったから
俺は不機嫌だ。
周りはガヤガヤとうるさいが、そんな事もどうでもいい。
結局、俺の恋は儚いもので散ってしまった。
甘い恋を憧れてたりするけど……
俺には苦い恋が一番かなぁ……
苦い恋が甘くなるのは
いつだろうか?
俺にもできるかな……
甘い恋ができたらいいのにーーーーー…