本当に舞は小さくて細くて
強く抱きしめれば壊れてしまいそう。
そう思うのは
大事にしたい。からなんだよな
でも、ちゃんと俺たちは
ここにいるんだ。
舞がすぐそばにいる。
これが当たり前になってくるのか…?
だから、俺は舞を強く強く抱きしめた。
舞はびっくりしてたが
俺の背中に手を回し
抱きしめ返してくれた。
舞を抱きしめると
暖かくて心地いい。
ちゃんとここにいるんだ。って、かんじる。
舞の体温が俺を安心させてくれる。
「ま…ぃ…」
俺はゆっくりと腕を緩め
次は腰に手を回した。
ヤバイ…理性が…
…愛おしすぎて……
俺は舞の顔をみると
潤んだ瞳でこちらをみてくる。
…っ……
俺は抑えきれない理性を保ちながら
舞におでこをコツン…とする。
「とうまくん…すき…大好き…」
今度はちゃんと聞こえた。
そのかわり、俺はついに
抑えきれなかった。


