「俺の彼女だから。」
…ふぇ…?!
すごいストレートに言った…
まぁ、言ってくれてありがたいけど…
聖を見ると…
なぜか、悔しそうにしていた。
でもよかった。
…ちゃんと彼女だって思われて………
聖は、つまんなそうに、ふぅん。と
返していた。
「じゃ、そういう事だからさ。もう俺のもんに手、ださないでね。」
いや、彼女=もの
なんでしょうか?
私、ものじゃないです。
まぁ、パンクしそうなぐらい
嬉しいけど……
聖は、むっとなったあと。
「いや、俺のねぇちゃんなんで、勝手にものになるのは困ります。」
ニコニコしてるが、目は笑っていない。
こ、こわい。
そう思った時ーーーー。
ぐいっ……
ぇ……
また、昨日のぬくもりが私を包む。
私、また抱きしめられてる…?!
というより、冬真くんが
私の頭をもち、胸によせて
私が寄っかかっているだけだけど。
「じゃあ、もう一回、言わせてもらう。もう俺の女に近づくな。」
…ぅ…漫画みたいな展開……
いや、ちゃんと女として
見られてるのは恥ずかしいけど嬉しいよ?
でも、ここ結構人、
通るから周りからの視線が痛いんですけど……


