ちょうど、目の前の扉もあく。
なんで毎回、一緒にでるのだろうか。
いや…もう……か、か、彼氏?だし?
普通は嬉しい事だよ…?
でも、会ったら緊張しちゃって
無理だって……
そして、恋愛スキルのない私は
どうそれに、対応しようか分からない。
「よっ。」
冬真くんは私に向かって言う。
…ぇ、えっと……
「よ、よ、よっ。」
私は冬真くんの真似をしてみた。
噛み噛みだけど……
てか、おかしい……
いつもの冬真くんだ……
こんなテンパっている私とちがうじゃないか!!
本当に私、冬真くんの彼女だよね??
「いくか、舞。」
冬真くんに名前を言われると
なぜキュンとくるのだろうかーーーー…