「「いってきまーす。」」
そして聖と家を出た。
いつもの軽い足取りが
重く感じる。
この日だけは私は
あの頃のように戻ってしまう。
そしてこの日は
ある人物に甘える。
聖と別れ教室に向かう私。
ガラッ
私はストンと席に座る。
今日は珍しく冬真くんがいた。
でもそれより…
「まぁーーい♡」
私を後ろから抱きしめたのは…
「すずぅ…」
私は言う。
「ふふーん♪あ、じゃまた後で♪」
鈴は自分の席の方にいってしまった。
ーーーー…
ーーーーーー…
お昼の時間にー…
「舞、この玉子焼きあーげる♪」
私は一つもらう。
「ありがとう。私もたこさんあげる。」
「あんがとー♪」
それから二人で話す。
やっぱり乙女だからなのか
話はどんどん恋バナに……