舞 side
私はベランダのカーテンをあける。
太陽は暖かく差し込んでいた。
現在 7:20
なんとなく目が早く覚めた。
下に降りる。
「おはよう。」
お父さんが珍しくそこにいた。
「おはよう。」
私はあいさつを返す。
最近はあまり会っていなかった気がする。
朝早ければ夜遅かったから。
「とーさぁーん、はよーっ」
寝癖をたたせながら聖はきた。
私はいつものかんじで
聖の隣に座る。
一つ空いたイス。
ぁ……
…そっか…今日、お母さんがこの世を去った日なんだ……
だから、お父さんいるんだ。
…なんとなく暗くなる私。