…昨日の事…舞は触れなかった。
なんも、話してないけどな…
なぜか舞は前を歩いていて…
抱きしめたい衝動にかけられる。
…この気持ち……早く伝えたい。
もう苦々しくて…
そうだ…もう伝えればいいよな。
こんな溢れるなら、伝えれば楽になるかも。
いや、楽になりたいんじゃない。
ーー…伝えたいんだ。
でも、伝えたら舞は何ていう。
やっぱ、"ごめん"かな。
迷惑かけるかもしれない。
本当、毎回、自分優先だよな。
こんな自分中心な男は嫌われるかも。
俺ばっか悩んでバカみたいだ。
ー…
??
なぜか、ま…ねぇちゃんは隣にきた。
「ねぇちゃん?」
いきなりきたから、びくった。
ー…!!ねぇちゃんの顔を見ると気付いてしまった。
「ん…?」
……!
なんで、そんな顔してんだよ…
「なんで泣きそうな顔してんの?」
ねぇちゃんは自分でも気づかなかったのか驚いている。


