聖と下駄箱までつくと…
「聖…もう、手離して…痛い…」
聖はぱっと私の手を離す。
「ご、ごめん…」
「…なんであんな事したの…?」
私は謝る聖に言う。
「……っ、言えねーよ…」
聖は辛そうに言う。
「そっか…もう予鈴なるしいくね…」
私が下駄箱の上履きを取ろうとした時…
「舞、今日、放課後屋上ね。」
それだけ言うと
聖は行ってしまった。
…??
私は教室につく。
椅子に座り準備をする。
ガタッ……
!!…私の心臓はバクバク鳴る。
でも、冬真くんと目が合うと
すぐにそらされてしまった。
…あれかな?ひかれてるとか?
聖ったらぁ…あんな事言うから…
でも、どうしても話す気にはなれず
私は放課後になるのを待つだけだった。
ーー…放課後。
私は鈴と別れて…
屋上に向かう。


