--------------キーンコーンカーンコーン…
「んじゃ、放課後、いつものとこで待ってろよ。」
ニコッと屈託なく笑う海人。
私も笑顔で、
「うん、じゃあね~♪」
と手を振りながら、教室へと向かう。
海人は、今3年だから大学受験で忙しくなって、
学校も一緒にこれなくなったりするかもしれない。
そう思うと、なぜか寂しい。
なんで寂しいんだろうね。
友情もなにもないのに。
------------ガラッ
「あっ、碧おっは~♪今日も霧谷先輩と登校してきたなーっ」
教室に入って、席に近づこうとすると
友達の怜美-レイミ-が元気よく話しかけてきた。
怜美は、クラスのムードメーカー的な存在。
美人でなんでもできる。
それに、情報網もすごい!!
「幼なじみだから仕方ないでしょー」
そう、軽く受け流す。
すると怜美は、あっ、と思い出したように言って、
私にスッと近付いてきた。
そして、耳元に口を寄せて
「霧谷先輩、彼女出来たんだって?」
好奇心旺盛に、そう聞いてきた。

